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zoom RSS 『リトル・イタリーの恋』

<<   作成日時 : 2006/04/01 23:51   >>

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イタリア映画が好きだ。
もちろんフランス映画もアメリカ映画も日本映画も好きなのだが、それらとはちょっと違って、イタリア映画を観る楽しさの中にはイタリア人を見る楽しさが大きな割合を占めている。
かつて淀川長治が「フランス映画は恋愛の映画、イタリア映画は家族愛の映画」みたいなことをどこかで書いていたが、確かにその通りだと思う。
イタリア映画の主人公の周りには、しばしば優しい家族や気のいい同僚、ご近所さんがいて、そういった人々が見てくれ(プロの役者なんだろうが、そこらの太ったオヤジやショボくれたジジイにしか見えない)を含め、これぞイタリア〜ンな魅力を画面一杯に振りまいて、陽気で温かい世界を見せてくれる。

この『リトル・イタリーの恋』もそんな一本。
オーストラリア映画ではあるが、監督はイタリア系オーストラリア人、物語の舞台もオーストラリアのイタリア人街(というより村)なので完全にイタリア映画の味わい。

写真と手紙だけを判断材料として、遠く離れた地に住む男との結婚を決める写真結婚。ヒロインはハンサムな写真に惹かれてイタリアからオーストラリアにやってくる。ところが彼女の前に現れたのは内向的で冴えない男。自分に自信がない男は弟の写真を送っていたのだ。
同じような始まり方をする映画に、日本人がハワイの日系移民に嫁ぐ、タイトルもズバリの『ピクチャーブライド』があったが(中年男が20年前の若い頃の写真を送る)、『ピクチャー』がヒロインの苦難の日々を描いた重い話だったのに対し、こちらは格段コメディを狙っているわけでもないのに、かなり大らかというかお気楽に話が進む。まあ単純に、日本人とイタリア人の国民性の違いだろーね。
このとんでもない事件に周囲の人々もそれなりに心配してる風ではあり、一応ヒロインをイタリアに返す事を決定するのだが、それほどあたふたしてるようにも深刻になってるようにも見えない。もちろん「こんな不始末をしでかして」と主人公を責め立てる者はいない(イタリア人は仲間を大事にする)。「今後の若い衆の嫁取りに悪影響が・・・」などと先々の心配をする者もいない(イタリア人は明日より先のことは考え《られ》ない←偏見)。
ヒロインは騙されたことにショックを受けつつも弟に恋心を抱くのだが、兄思いの弟はなんとかして彼女を兄と結婚させようとする。自分のことをあきらめさせるために、付き合っている恋人との婚約まで口にするのだが、その恋人は何故か煮え切らない。
で、結局どうなるかといえば、これがかなり唐突とゆーか強引で、ホントにこれでいーのか?って思わなくもないのだが、幸せならばそれでいーじゃん、とばかりに盛り上がるイタリアンな人々を見ると、観ているこちらにも楽天気分。
やっぱイタリア映画は素晴らしい。

☆☆☆☆

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<リトル・イタリーの恋>
2004年 オーストラリア 103分 原題 Love's BROTHER 監督 ジャン・サルディ 脚本 ジャン・サルディ 撮影監督 アンドリュー・レスニー A.C.S オリジナル音楽 スティーヴン・ウォーベック 出演 アンジェロ・ドニーニ:ジョヴァンニ・リビシ    ジーノ・ドニーニ:アダム・ガルシア    ロゼッタ:アメリア・ワーナー    コニー:シルヴィア・ドゥ・サンティス    アルフレード神父:バリー・オットー ...続きを見る
楽蜻庵別館
2006/04/17 10:11

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