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zoom RSS 今日のひとこと総集編+映画星取り(16.10)2

<<   作成日時 : 2017/03/20 03:27   >>

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今日のひとこと(10.26)
オッタビア・ピッコロ
イタリアの女優。東京映画祭参加のために来日中。可憐だった若い頃の面影がなさすぎてショック。60代後半だから仕方ないんだろうけど。ちなみに、私が初めて劇場で観た洋画のヒロインが彼女だった。

今日のひとこと(10.22)
サムソン
冬山で遭難したが、サムソンのスマホが発火したおかげで暖を取ることができて助かった、というパロディが出てくると思う。


鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『高慢と偏見とゾンビ』(バー・スティアーズ)☆☆
英貴族社会を舞台にしたコスチュームプレイでありながらゾンビ映画ということ以上のものが何も無い。
もちろん元ネタ小説「高慢と偏見」のことなど一切知らない。ゾンビ映画を好んで観るような人間は皆そうだろう。
姉妹が5人もいるのは原作がそうだからなのだろうが、そんなにいても邪魔なだけ。3人もいれば十分。こういう原作へのこだわりが作品をつまらなくしているように思える。

ゾンビを殺すシーンに比べて、ゾンビに殺されるシーンが少なすぎるのもダメ。

『ある天文学者の恋文』(ジュゼッペ・トルナトーレ)☆☆★
てっきり死んだはずの男が生きていたとか、死の裏に何らかの隠された真実があったという、ミステリー調の展開になるとばかり思ってたので、謎めいたところはあれど風変わりなメロドラマでしかなかったのには肩すかし。
死期を悟った初老の男が、自分の死後も長きに渡り若い愛人に手紙やビデオが届くように色々工夫を凝らすというのは、死んでもなお愛人を囚え続けようとする異常な行為でしかないと思うのだが、作り手はそういう風には全然考えてはいないようで、終始ロマンチックな恋愛劇で押し通すのが気持ち悪い。残された少ない時間をこんなことだけに費やす男も、いい年して何やってんだって感じだ。
男のやってること、言ってることのまわりくどさが、作品のテンポの悪さになってしまっている。

『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』(マイケル・グランデージ)☆☆☆★
作家のエキセントリックさが周囲の人々を混乱に巻き込んでいく様はありがちだが、担当編集者の、常に彼の一番の理解者であろうとし、何があっても見捨てることのない忍耐強さに、人格者であるとか優しいとか以上にプロの矜持みたいなものが感じ取れて、すごくカッコイイなと思った。

こういう優秀な人が日本映画のプロデューサーになってくれれば、脚本や編集に的確なダメ出しをしてくれてクソみたいな映画が少しは減るのに。

『ダゲレオタイプの女』(黒沢清)☆☆
相変わらずのどこが面白いんだかさっぱり分からない幽霊話。タイトルになっているダゲレオタイプという撮影技法や、土地買収をめぐるいざこざとかの扱いが中途半端なのもつまらない。

ヒロインの貧相さはユーレイ的で、ハマリ役と言えないこともないが、女としての魅力に乏しすぎる。

『ハングリー・ハーツ』(サヴェリオ・コスタンツォ)☆★
男子トイレに閉じ込められた、ウンコがやたら臭い男と間違えて入ってしまった女のどうでもいいようなやりとりを延々とフィックスの長回しで見せるオープニングは、意表は突かれるが面白くもなんともない。その後の、『フラッシュダンス』の主題歌をバックに、これが縁で結婚した二人のラブラブぶりを見せる場面で、軽いタッチのドラマかと思いきや、女の精神状態が段々おかしくなり、子供を巡って男と対立していくという重い展開になり、再び意表を突かれるが、リアリティも感じなければ、ホラーやサスペンスの方向に行くでもなく、さらに面白くなくなる。
男の母親が女を殺して終わりってのも安易だ。

『われらが背きし者』(スザンナ・ホワイト)☆☆☆☆
平凡な大学教授とその妻が、たまたま知り合った命を狙われているロシアンマフィアを救うために奔走するというストーリーは、大学教授に元兵士、元工作員という設定を加えれば、ステイサムやセガールのアクション映画になりそう。しかし、アクション重視にも荒唐無稽にもならず、マフィア、政治家、MI6らの思惑や謀略をリアルに描いてクラシカルなスパイサスペンスに仕上げて見応えがある。同じ原作者による『裏切りのサーカス』みたいに複雑すぎて付いていけなることもないのもありがたい。

青年っぽさが残る顔立ちが、向こう見ずな正義感に説得力を与える主人公のユアン・マクレガー、昔気質のヤクザのような豪放さと情を見せる、ロシアンマフィアのステラン・スカルスガルド、冷徹に職務をこなしつつもしばしば人間味を感じさせるダミアン・ハリス、それぞれ素晴らしい。

『スター・トレック BEYOND』(ジャスティン・リン)☆☆★
『スターウォーズ』やアメコミヒーロー以上に思い入れがないシリーズなんで、どうにもノレない。監督がトレッキー度の低そうなJ・リンなので、スタトレらしさを無視したアクションで攻めてくれるのを期待したが、古い(20世紀風の)バイクでのチェイスやカンフー・バトルにいくらか「らしさ」があったものの、さすがに枠からはみ出るような無茶はしてくれなかった。

『ジェイソン・ボーン』(ポール・グリーングラス)☆☆★
CIAに追われ、狙われる主人公が反撃に転じるといういつものパターンで、シリーズが始まったころには斬新だったアクション(の撮り方)共々、さすがに飽きてきた。

今回は、父の殺害がCIAによるものであることを知った主人公の復讐劇の一面もあるが、この父親が、非人道的な計画の発案者でありながら、計画に息子が関わっていることを知り、息子可愛さから計画を世間に公表し潰そうという、正義感とか良心の呵責じゃなく単なる親バカでCIAを裏切ったというのが、殺されて当然とまでは思わないものの、これでCIAを悪とするのには少々納得しかねた。だいたい父も息子もCIAがそういう組織であることは百も承知のうえで属していたんだろうし。

『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』(ウーリー・エデル)☆☆★
冒頭で17世紀に起こったある出来事を見せるのだが、これってほとんどネタバレみたいなもので、これがなければ映画がホラーなのかミステリーなのかもわからず、先の展開が読めないものになったのではなかろうか。

ニコケイの父親ぶりは案外良くて、終盤の子供を救うための奮闘には結構感情移入させられた。

『ジェーン』(ギャヴィン・オコナー)☆☆
窮地の人妻を昔の男が救うという、西部劇に限らずよくあるパターンの話だが、終始真面目で辛気臭く、活劇的な面白さは皆無。

人妻役のナタリー・ポートマンは色香も生活臭も乏しくミスキャスト。

『手紙は憶えている』(アトム・エゴヤン)☆☆☆★
90歳の老人が長旅するだけでも相当大変なことだろうに、この主人公は認知症を患っている上に、ナチス残党の討伐という使命まで背負っていて、こうなるともう大したことが起こらずとも、旅をすること自体が冒険となり、サスペンスを生む。

老人を演じているクリストファー・プラマーが実際にかなり高齢(80代半ば)のためか、ロケ撮影が少なく、ロードムービー的な味が出なかったのは残念。

オチに関しては早い段階で見当が付いたが、それが明かされた直後の一瞬はショッキングだった。

戦後70年以上となり、「現在」が舞台のナチス残党(ハンター)ものもこれが最後か。

『ザ・ギフト』(ジョエル・エドガートン)☆☆☆★
夫婦の前に現れた夫の高校時代の同級生の、悪い奴じゃないけど空気が読めなくてウザい感じが、段々と危険な雰囲気を帯びていくあたりが巧くて引き込まれる。展開はサイコスリラーのお決まりであるものの、殺人を含む極端な異常性で盛り上げることなく、日常の枠の中で、元同級生が何か良くないことをやろうとしているが確信は持てないまま、ジワジワと夫婦が追い詰められていくのがリアルだ。
夫と元同級生の過去が明かされ、観客にとっての両者の善悪関係が逆転するというヒネリも効いていて、タイトルの「ギフト」が何であるか判明するイヤミス的結末も、復讐ものとして納得できなくもない。妻にとっては災難以外の何物でもないが。

『淵に立つ』(深田晃司)☆☆☆★
町工場を営む夫婦と住み込みで働く謎めいた男。必要最小限に留められた台詞、表情、動作がミステリアスな空気を生み、男のどんなに礼儀正しく振る舞っても、明らかに怪しく油断ならない感じに、妻が少しも気付かないのにハラハラさせられる。
男が惨たらしい事件を起こし姿をくらませてから8年後に舞台を移した後半は、この手のアート系映画の常套手段ともいうべき曖昧さに、わざとらしい感情の押さえつけでやや失速。すぐ妻を病ませたがる日本映画の悪癖にも落胆。

夫婦の下で働くことになった男の息子の、8年前に何があったかを知った後の針のむしろ感が微妙に可笑しかった。

『SCOOP!』(大根仁)☆☆☆☆
頑張って無頼を気取ってみせるも全く似合わない福山雅治だが、主人公の内に眠っていた気骨が少しずつ目覚めていくと共に、周囲の人物の引き立ての巧さもあってタフな世界で生きる人間の魅力を見せ始める。
社会正義やモラルよりも個人の生き様を前面に出したのも気持ちいい。

時折、画面から80年代的としか言いようのない情感が漂ってくるのはオリジナルへの敬意の表れか。

『永い言い訳』(西川美和)☆☆☆
妻の外出中に愛人を自宅に呼ぶとかって、そこに刺激を求めているとかを別にすれば、もう完全に夫婦仲は壊れていて、バレて別れることになっても構わないぐらいのつもりでないとやらないんじゃなかろうか。そんなことをする主人公の男が、妻が死んでも涙を流さない自分に疑問を持つという話の発端部がうそ臭く思えた。さらに妻への背信行為という部分を無視して主人公を肯定的に捉えようとしすぎる演出にも疑問をいだいたが、これは『ゆれる』で殺された女性のことを一切考えず、殺した男に一方的に同情心を寄せたのと似ている。

妻と共に死んだ友人の遺族との交流は、余計なヒネリを加えたりしてなくて、人情劇として単純に良かった。インテリと肉体労働者の友情というのはありがちだけど、世話を焼くのがインテリの方というのは珍しいかも。

『グッドモーニングショー』(君塚良一)☆☆☆
出だしの朝のワイドショー放送前のスタジオの描写は、慌ただしさが活力を生み、細部にまで目が行き届いていてリアリティもある(ADらしき女性の「占いの先生から今日の分のFAX届きました」なんていかにもありそう)。番組開始直後に立てこもり事件が発生、犯人が主人公のキャスターを交渉役に指名しスタジオが騒然となるあたりも、ハイテンションを維持してこの先何が起こるのか大いに期待させる。
ところが主人公が犯人に対面してから一気に失速してしまう。犯人役が危険さとは無縁の濱田岳ではどれだけ怒り狂い、人質に銃を向けようとも少しも緊迫感が生まれないし、少しずつ明らかになる二人それぞれの過去も、観客の同情を買おうとしているのがあからさまに見えてシラけてしまう。二人の長々としたやりとりの間に警察が何もしないのもマヌケっぽい。

この監督(脚本家)のネットユーザーを始めとする大衆への憎悪と見下しは一体何なの?心底気持ち悪い。

『お父さんと伊藤さん』(タナダユキ)☆☆☆★
口やかましい父親とはねっかえり娘の間に立ち、波風を立てながらも両者の接着剤的な役割も果たす娘の恋人の中年フリーターを演じるリリー・フランキーの特異な存在感あってこその作品。無責任さが不快にならず、有能さや含蓄が嫌味にならず、すべての言動がおかしみを持って納得させてくれる。

『彼岸島 デラックス』(渡辺武)☆☆☆
テキトーな展開、描写の連続だが、それでも原作マンガに比べればかなりマシで作り手は頑張っている。最初から最後まで見せ場だけをつなげたような構成は細かいことなんてどうでもいいと思わせてくれるし。
そんなにお金がかかっているようには見えないが、ロケと美術が頑張っていて意外なほど安っぽさが気にならない。CGで作られたバケモノの造形、動きも悪くなく、巨大ムカデ女なんかは子供が見たらトラウマ必至レベルの気持ち悪さ。

吸血鬼のボス栗原類は、演技ができず身体も動かず、コスプレした虚弱体質にしか見えない。

『金メダル男』(内村光良)☆☆☆
『フォレスト・ガンプ』を目指してたのかな。
主人公の激しい浮き沈みが、作品にスピード感とメリハリを与えて退屈はしないのだが、発想はたいしたことないし、コントになりすぎていて(特に少年期)、しかも笑えないしで、なんだか映画をナメているように見えてしまうことも。

芸人としては個性に乏しく、毒とか狂気と無縁の人畜無害さで面白味に欠ける内村だが、本作ではその平凡さがやってることのムチャクチャさとの間にギャップを生んで案外悪くない。

『バースデーカード』(吉田康弘)☆☆★
泣かせの強要とまでは行かないものの、ひとつひとつの場面にイイ話(に向かっている)アピールが露骨すぎてウンザリさせられる。母親の娘に対する愛情の証しである手紙がやりすぎな行為なんだから、それ以外はもう少し抑える工夫をすべきじゃないだろうか。
型通りすぎる子供、ニュアンスに乏しいユースケサンタマリア、無味無臭な彼らの暮らす家、保険か何かのCMのようだ。

『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(山口雅俊)☆☆☆
シリーズ最終作に主人公ウシジマの過去に迫り、唯一彼の心が揺れるエピソードを持ってきたのは、いいアイデアだと思う。原作だとこのエピソードのあとも、これまでと何ら変わることなく闇金稼業に励んでいるけど、ここで終わるとこの先彼になにか変化が起こると読み取ることもできて余韻が残る。
しかし、中学時代の荒れた生活環境にしろ、現在の貧困ビジネスにしろ過剰になりすぎて現実離れしてしまい、シリーズの大きな魅力である、社会の裏側をリアルに描き出す、という部分が薄れてしまった。
悪徳弁護士のガードの甘さもご都合主義すぎてシラケた。

脱出』(和田嘉訓)☆☆☆
話自体は面白いし、登場人物のキャラも立っているのだが、全体的に作りが雑すぎて緊張感が持続しない。
港を舞台にした終盤の脱出劇も、急速に体力が落ちたこの時代の日本映画を象徴するかのように画面が貧しくて悲しい。

まむしと青大将』(中島貞夫)☆☆★
麻雀場面にやたらと時間を割いて、力も入っている(技術指導に小島武夫)のはなんでだろう。この頃、ブームでもあったんだろうか?

樹木希林の老婆役って、今見るとすごく完成度が高いのに気付く。

本作に限ったことじゃないが、荒木一郎の二枚目、カッコイイ扱いっておかしくないか?歌手としての彼を知らないせいもあるんだろうけど、すごく納得いかない。ルックス的にはのび太とスネ夫を合体させたような感じで、お調子者かセコい悪党向きだと思うのだが。

殺し屋人別帳』(石井輝男)☆☆☆
ヨボヨボのアラカンが楽器弾きながら人を斬りまくるのがスゴい。ほとんどシュールの域。

殺し屋時代はかなりの無双っぷりだった田崎潤が、親分になると悪知恵だけで腕はからっきしみたいになっちゃったのは、物語の展開上仕方のないところか。

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