今日のひとこと総集編+映画星取り(18.12)1

今日のひとこと(12.15)
ジョフ・マーフィー死去
享年80と知り、そんな高齢だったのかと驚く。ハリウッドに進出した時、既に50才ぐらいだったのか。NZ時代の『クワイエット・アース』はSFミステリーの傑作。ハリウッドでは一作目の『ヤングガン2』以外は今イチだった。

今日のひとこと(12.10)
TOHOシネマズ1か月フリーパスポート
終了。今回は29本鑑賞。実写劇映画は全部観るのが目標だったけど、どうしても気が乗らなかった『ういらぶ。』と錦糸町でしかやってなかった『jam』を見逃す。

今日のひとこと(12.08)

路上で100円玉を拾う。今年貯まった運ポイントを現金に交換したということだな。

今日のひとこと(12.07)
『悪親分対代貸』鑑賞@シネマヴェーラ
任侠映画(といってもかなり異色だが)なのに何故か音楽が伊福部昭っぽいのが気になって調べてみたら、担当した小杉太一郎って伊福部の弟子なんだね。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『アース:アメイジング・デイ』(リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシン)☆☆
最初の『アース』のときの驚きは最早無く、むしろありがちな動物ドキュメンタリーに感じてしまうのは、時の流れのせいよりも作り手の力の入れ方の違いのせいか。
音楽も凡庸だし、ナレーションも役者(佐々木蔵之介)がやってる割には個性がなく、共に右の耳から左の耳へ通り抜けていく。
これはNHKで放送してるのをながら見でもすれば十分。

『ボヘミアン・ラプソディ』(ブライアン・シンガー)☆☆☆
フレディ・マーキュリーって見た目のインパクトとは違って、すごくマトモな人で、傲慢、身勝手なところがほとんどない。ドラッグや暴力とも無縁だし、さらにクイーンの他のメンバーも常識人揃いなもんで、この手のアーティストものにありがちなドロドロで破滅的な話にはならない。
この健全さが口当たりの良さとなったことで、ここまでのヒットにつながったんだと思う。

タイトルの楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞は自己憐憫的すぎで嫌い。

『ヘレディタリー/継承』(アリ・アスター)☆☆★
全編を覆うイヤ~な空気は素晴らしいんだけど、話が引っ張りすぎ、思わせぶり、説明不足すぎで恐怖よりイライラの方が強い。
すごく親切なホームページの解説のおかげで、なんとか理解できた。

トニ・コレットの恐怖演技は見事。この人はホントに芸域が広い。

『くるみ割り人形と秘密の王国』(ラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストン)☆☆★
ファンタジー世界を見せることしか考えておらず話が薄すぎる。4つの国が簡単に行き来できすぎて「村」ぐらいの感じしかないのも、なんだかなあって感じ。

後半はヒロインがアクティブになって冒険活劇風になった(このあたりがジョー・ジョンストン?)んで少しは楽しめた。

差別的な言い方になってしまうが、この世界は白人だけでやった方がいいと思った(黒人兵が下手くそだったんで余計そう思う)。

マッケンジー・フォイはナタリー・ポートマン、エマ・ワトソンに匹敵する聡明美少女。将来が楽しみ。

『バスターズ』(ステファン・ソッリマ)☆☆☆
品行方正とは言い難く、プライベートでは様々な問題も抱えているが、職務に誇りを持って日々闘い続ける機動隊警官の姿を力強く描いている。
ただ、演出は生真面目過ぎで、もう少しヒーロー映画にする柔軟さが欲しかった。

映画の中では毎日のようにフーリガンや極右が暴れ、デモ行進が行われているような印象なのだが、そんなに荒れてるんか、イタリア。

『ポリス・ストーリー/REBORN』(レオ・チャン)☆☆
こちらが飽きたせいか、それとも向こうが衰えたせいか、久々に観るジャッキー映画はこれまでになく退屈で、あろうことかアクションシーンの最中に寝落ちしてしまった。
ジャッキーも60過ぎなんだから昔みたいには身体が動かなくても当たり前なのだが、それでもこれまでなら一気に(ワンカットで)見せていたアクションで細かいカット割りをされてたりすると軽く失望したりもする。しかし、それ以上に問題なのはSFチックなストーリーと、それに合わせた美術、衣装、特殊メイクの「それじゃない感」で、いくら香港映画でも今時ここまでクソダサいのは有り得ない。

『パッドマン 5億人の女性を救った男』(R・バールキ)☆☆☆☆
女性の生理についての認識はお国柄でもあるので一概に非難もできないし、主人公の行為も愛情ゆえではあってもデリカシーに欠ける面も多い(見知らぬ男からいきなり手製のナプキンを渡されたら、インド人じゃなくてもビックリだ)。でも、妻のためだったナプキン作りが、全インド女性のために変わっても、私利私欲のない一途さは変わらない主人公を見ていると、こういう人こそ本物のフェミニストだなあと、近頃の、女性の権利の主張に行き過ぎを感じている自分のような者でも素直に感心させられてしまう。

主人公はインド人といっても西洋人的な顔立ち(ときどきスティーブ・カレル風)なのだが、これがもしコテコテのインド人だったら、やっぱちょっとイヤかもという差別的な思いも少々。

『おとなの恋は、まわり道』(ヴィクター・レヴィン)☆☆
登場人物は2人だけの会話劇。撮影は基本長回しで動きはなく、片方の人物に寄ることはたまにあるけど、切り返しはラストに一度だけ(だと思うが、ちょっと寝落ちしたんで自信ない)。一応ラブコメなんだけど、こんな作りじゃ面白くなりようがない。
作り手が自分の話術を過信している。

『暁に祈れ』(ジャン=ステファーヌ・ソヴェール)☆☆☆★
始まってずっと物語らしい物語はなく、舞台となる刑務所の劣悪さと、主人公の置かれた状況の悲惨さを見せつけさせられる。しかもドキュメンタリータッチなので、こちらの気分は余計に滅入る。
主人公が這い上がるためにムエタイ選手を目指すことによって、ようやくポジティブさも出てくるが、それでもヤバい空気感は薄れることはなく油断ならない。
それゆえに主人公がムエタイ仲間と中学生の修学旅行みたいにじゃれ合う(まくら投げしてる)のが妙に微笑ましい。

『ミニオンのミニミニ脱走』(ファビアン・ポラック、セルゲイ・クシュネロフ)☆☆☆
同じおまけアニメでもピクサーなんかだと若手に好きに作らせてるせいか、かなり作家性が強く出たりもしてるけど、こちらは完全に劇場の温め役に徹していて、スラップスティック調が単純に楽しい。

『グリンチ<吹替版>』(ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー)☆☆☆
話はたいしたことないが、奇抜な機械仕掛けを初めとする様々なアクションはよく練られている。

子供向けだから仕方ないのだが、主人公のひねくれ方にもう少し毒がほしかった。

声優たちは皆良かったが、ナレーションが下手な上に無個性で楽しさを削いでいた。

『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』(吉田康弘)☆☆☆
夫に先立たれたヒロインが血の繋がらない息子を連れ、義父の住む鹿児島に移住するところから始まる物語は、母子が少しづつ土地に馴染み、義父と打ち解けていき、やがてヒロインが地元鉄道の運転士を目指すあたりまでは、穏やかな日常と鉄道を中心とした田舎の風景が心地良い。
しかし、後半になると、母子それぞれのトラブルや二人の関係の悪化といったドラマチックな展開がどれもこれ見よがしで、それまでの良さがすっかり損なわれてしまった。

有村架純はいくつかの場面で実際に運転しているように見え、それが作品の大きな力となっている。でもホームページ等を見てもそのことに一切触れていないのは、免許を持たない者に運転させたとなると、いろいろ問題があるからなのだろうか。

『来る』(中島哲也)☆☆☆☆
映像は文句なし。恐怖と共に異様さがどんどん膨らみ、クライマックスの一大イベントと化した除霊式(祭りの起源を思わせる)になだれ込むダイナミックさには、ハンパないワクワク感があった。

全国から集結するジジババ霊能力者たちが実にイイ味。普通のジイさんが悪霊に行く手を阻まれた時、「ここからは別れて目的地に向かおう。そうすれば誰か一人ぐらいは辿り着けるじゃろ」みたいなことをサラッと言うのがカッコ良くて痺れた。

「ぼぎわん」と呼ばれる、予告でしつこく名前を隠すことを強調していた悪霊は、案外フツーで、個性豊かな人間たちに比べるとすごく影が薄い。

スコルピオ』(マイケル・ウィナー)☆☆☆★
CIAに雇われた殺し屋が、敵国に寝返った友人でもある諜報員を抹殺すべく追跡するというシンプルな話なのに、なぜかいろいろと判りづらい。
諜報員が裏切った理由が明かされないし、本当に裏切ったのかどうかもはっきりしないので、てっきり何か裏があるのかと思えばそうでもなく、物語的には物足りないものがあるのだが、二大スター競演で世界各地を舞台にしながらも派手さとは無縁な作りは、非情な世界を強く印象付ける。

オープンカフェの場面でチター(多分)奏者が弾いているのは、ウィナーの60年代作『脱走山脈』のテーマ曲。

『恐怖の報酬 オリジナル完全版』(ウィリアム・フリードキン)☆☆☆☆
最初に公開された版は30分短いそうだが、ニトロ運搬シーンはそんなにカットされていないだろうから、短縮版でもこの圧倒的に凶々しい迫力は十分伝わったろうに、なんでこれまで失敗作扱いされてたのか解せない。初公開当時(70年代後半)だとクルーゾー版信奉者が多かったからだろうか。
『地獄の黙示録』にも匹敵する狂気によって、主人公たちが迎える悲痛、皮肉な運命が余計ズシリとくる。
4人のドライバーの南米に流れ着くまでのエピソードによって物語に深みが出たことは確かだが、この部分はやや冗長で、30分とまでは言わないけど5分や10分切った方がむしろ引き締まったと思う。

それにしても、あの丸太橋渡りはどうやって撮影したのだろう。本物の密林の中で撮っているようにしか見えないけど、実際はオープンセットに機械仕掛けで自在に揺らしたり傾けたりすることのできる橋を作ったのだろうか。トラックはエンジンなど見えない部分を抜いたハリボテなのかな。

むかし短縮版をテレビで観たときの記憶だと、主人公だけは生き残った(と言ってもハッピーエンドじゃなく、すごく虚無的)ような気がするんだけど、記憶違いだったかなあ。

クルーゾー版のときも思ったんだけど、危険な場所を通過するときは、まずニトロだけを手作業で運んでからにすれば、少しは気が楽になって成功率も上がるんじゃなかろうか。

『スエーデン皇太子殿下同妃殿下御来朝』()☆☆★
皇太子夫妻が船で横浜に上陸してから、電車とクルマを乗り継いで霞が関に到着するまでの記録映像。
カメラは夫妻に密着するのではなく、途中途中に待ち構えているので、当時としてはかなり大がかりな撮影なんじゃないだろうか。

東京駅だけは今見てもひと目でそれとわかるのがすごい。

アンドレーの北極気球探検行』(ヤン・トロエル)☆☆☆★
タイトルに偽り有りで、実際は北極目指して気球で旅だったものの、わずか3日で墜落した遭難映画。
リーダーの気球経験はわずか9回、これはほとんどスウェーデン版風船おじさん。

本作は第1回か2回の東京映画祭で上映されているので、今回の上映(国立映画アーカイブ)はその時のフィルムか。

悪親分対代貸』(斎藤武市)☆☆☆
極悪非道の殺人マシーン若山富三郎が、丸メガネの奥の座った眼も恐ろしく、これはピカレスクの傑作かもと思わせたが、途中から育ての親と恩人の間で板挟みになって苦悩してしまうのがつまらない。

遠藤辰雄のアップで終わる映画なんて、おそらくこれだけだろうな。

むっちり討ち入り 桃色忠臣蔵』(清水大敬)☆☆☆
「今さら忠臣蔵かよ」ではあるが、時代錯誤であることが逆に楽しい。

女優陣に赤穂浪士の格好をさせて、わざわざ吉良上野介邸のあった両国周辺でロケをするバカバカしさとこだわり、こういうのが大事。

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