今日のひとこと総集編+映画星取り(19.11)2

今日のひとこと(11.28)
松竹
新作公開に合わせ今週末からMOVIX亀有で『男はつらいよ』旧作の特集上映が始まるのだが、4Kだかなんだか知らないが、20年以上前に二本立てで公開された映画1本を「通常料金(1900円)」ってのは、ちょっとあこぎな商売すぎないか?

今日のひとこと(11.21)
『地獄少女』鑑賞
見覚えはあるのに誰だか判らなかった、顔を斬られるアイドルの母親役が、エンドクレジットで判明。なんと「おかわりシスターズ」の山崎美貴!映画本編より驚き、あまりの懐かしさにちょっと泣けてきた。

今日のひとこと(11.16)
TOHOシネマズ「1ヶ月フリーパスポート」
本日で終了。鑑賞本数34本。たまたまシネマヴェーラ、映画アーカイブの特集が守備範囲外だったこともあって過去最高。タダじゃなきゃ観なかった作品10本ほどの中に大当たり(年間ベストテン級)が1本。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『ベル・カント とらわれのアリア』(ポール・ワイツ)☆☆☆
テロリストによって占拠された大使館内が、時間が経つにつれてまるでユートピアのようになっていくのが、ファンタジーやコメディならともかく、リアルな実録ドラマとしてはユルすぎる。長くひとつ屋根の下で寝食を共にすれば、テロリストと人質であっても互いに親近感を覚えることは十分あり得るだろうけど、一緒に無邪気に遊んだり、恋仲になったりするのをあまりに前面に出しすぎたせいで、最低限の緊張感さえも奪われてしまう。

松田政男(もう20年ぐらい表に出ていないと思うがどうしてるんだろう?)あたりが観たら、「貴様ら、たるんどる!」とテロリストに激怒しそう。

渡辺謙の西洋人かぶれ芝居は少々鼻に突くが、加瀬亮は控え目な芝居で逆に存在感を示していて巧い。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(ユー・フェイ)☆☆
いくつかの楽そうな(実際はそうでもないんだろうけど)もの以外の登山(雪山)シーンはセットとCGが丸わかりで極限状態を感じさせない。ワイヤーも使いすぎ。だいたいエベレストの頂上とか酸素が薄くて格闘なんかできないだろ。

『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(デヴィッド・ヤロヴェスキー)☆☆☆★
特殊能力を持つ少年の悪魔的な行動がエスカレートしていく展開から、これは『オーメン』だなと思ったら、まさかの『スーパーマン』だった。
クラーク・ケントが少年期に正義ではなく悪(サイコ気質)に目覚めてしまったら、というパロディ的発想を正統派ホラーとしてやることには面白いが、その先のアイデアが不足気味なのは残念。両親は彼を倒すにしろ更生させるにしろ、もっと奮闘して欲しかったし、彼が何者なのかという部分に迫っても欲しかった。

『エンド・オブ・ステイツ』(リック・ローマン・ウォー)☆☆☆
一作目・なかなか面白い、二作目・つまらない、三作目・少しだけ持ち直した、といったところか。

今回の主人公は策略にはまり逃げ回り、大統領は意識不明で寝てるだけとこれまでと全く違う状況になっており、シリーズ物でやる意味は薄い。ただし、そんな中で主人公が音信不通だった父のところ逃げ込むくだりは、これまでのシリーズにはなかった面白さ。この父というのがベトナム戦争の後遺症でイカれちゃったジジイで、主人公を追ってきた敵をトラップによって問答無用で吹き飛ばす豪快さは、なかなか笑える爽快さ。演じているのがニック・ノルティというのは、これ以上ないベストな配役。
さすがにシリーズもこれで打ち止めだろうが、ノルティが出るならもう1本ぐらいは観たい。

『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』(マイケル・ラドフォード)☆☆☆★
主人公は目が見えないという大きなハンデを背負っているが、それ以外は、家は裕福、親は優しく、隣には気の良い叔父、勉学にも歌にも素晴らしい師、彼女は美人、自身も二枚目かつ理知的と、これ以上ないぐらい恵まれていて、歌手として芽が出るまでに時間はかかっても、そんなに苦難の人生って感じはしない。なので映画としての歯ごたえみたいなものには欠けるのだが、恵まれた環境に過度に甘えるでも反抗するでもなく、自然体で真っ当に生きていく姿には嫌味なところもなく、終始好感を抱かせてくれる。

主人公が成人してから、デブの弟が一切登場しないのは何故だろう。不仲なのか。

『国家が破産する日』(チェ・グクヒ)☆☆☆
経済って、何がどうなっているのか、どこをどうすれば解決するのかというのを視覚化できないんで、自分のような無知な人間には理解できない部分が多々あるんだけど、国民のために最善の策を探る女性役人、経済破綻をチャンスと見て大博打に出る青年、窮地に陥る町工場の社長といった人々の必死さはしっかり伝わるから、わからないなりに楽しめはする。国家よりも保身なパワハラ政務次官や、アメリカの思惑に従って動くIMFのクソっぷりもわかりやすい。

『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』(カンタン・デュピュー)☆☆★
何なんだろう、これは。
演出はそれなりにしっかりしているようにも見えるが、先を見ずにその場その場の思いつきだけで進んでるようなストーリーのバランスの悪さは、80分もない短さなのにずい分長く感じる。
主人公の数々のバカな行為も笑かそうという気がまったくないので、作り手にはおそらくバカ映画を撮っているという自覚はないのだろう。

制作費は400万ユーロ(約5億円)らしいが、主役のジャン・ディジャルダンのギャラが350万ユーロぐらいなんだと思う。

『テルアビブ・オン・ファイア』(サメフ・ゾアビ)☆☆☆☆
いろいろと深刻な背景があるらしいのはもちろんわかるが、それをメッセージとして前面に出さない(こちらが気付かなかっただけかも知れないが)のがいい。
パレスチナのテレビ局の制作現場の描写などかなりユルユルでリアリティなさすぎなのだが、そういうのがいい意味で映画をお気楽なものにしている。

『地獄少女』(白石晃士)☆☆☆★
人気アニメの実写化らしいが、地獄少女とその仲間が何者で、なんのために地獄送りをしているのかという基本設定をまったく説明しないという、あまりに一見さんお断りな作りにまず困惑。
しかし、罪を犯した者、その者に怨みを抱く者の業が色濃く出た、いわゆるJホラーとは違う昭和30~40年代あたりのなんとも嫌な気分にさせられる現代怪談に近い味には、かなり魅かれるものがある。

『決算!忠臣蔵』(中村義洋)☆☆☆☆
たしかに藩が取り潰しになれば金などあろうはずがなく、藩士の生活費も含めて討ち入りの準備にかかる費用の捻出に頭を悩ませるのも当然だなあと、その目の付けどころに感心させられる。
金銭感覚ゼロの番方(戦担当)とそれに頭を抱える役方(経理担当)の対立や、両者の間に立って苦労が絶えない大石内蔵助の姿を面白おかしく描きつつも、金銭面に関するリアリティはしっかり押さえている。予算が無くなってリストラしたから結果的に四十七士になったというのはさすがに創作だろうけど、説得力はある。

この、金銭面からのアプローチという方法は、ヤクザの抗争とか、ショッカーやスペクターといった悪の組織の世界征服作戦でやっても面白いと思う。

『影踏み』(篠原哲雄)☆☆★
泥棒が盗みに入った先で殺人未遂事件を目撃後に逮捕され、出所後に何か裏があると睨んで調査を始めるという話だが、泥棒の過去の悲劇や、彼の恋人にまとわりつく男といった部分に尺を割きすぎて何を描きたいのかわからなくなってくる。

主人公の泥棒、住まいも職場(侵入先)も少年時代からずっと同じ地域のようだが、泥棒がそれっておかしくないか?

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