今日のひとこと総集編+映画星取り(19.12)1

今日のひとこと(12.05)
『アイリッシュマン』鑑賞
年に一度あるかないかの上映中の便意が、3時間半近くある映画の時にやってくる不運。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『ファイティング・ファミリー』(スティーブン・マーチャント)☆☆☆☆
実話を基にしているとは思えないベタなスポ根and人情ドラマだが、このベタさとプロレスの相性はすこぶる良い。
イギリス貧困層ものの味わいも上手く加えられている。

気さくな大スター、ロック様を始め、厳しさの中にも愛情あふれるコーチ、チャラそうな外見に反して生き残るために必死な新人仲間など、WWEが制作にも関わっているので出てくる関係者はイイ人ばかり。皆魅力的だし、別に悪人が必要な映画ではないが、ちょっとだけ引っかかる。

『ゾンビランド:ダブルタップ(吹替版)』(ルーベン・フライシャー)☆☆☆☆
正直、あまり話は面白くないし、終盤の舞台となる理想郷「バビロン」もあまり活かされておらず、ここでのゾンビとのバトルは案外アッサリ。
でも主役4人のユルい終末ライフは変わらず面白いし、彼らに絡んでくる新キャラたちもいい具合にバカだったり、ゴーカイだったりで笑わせてくれる。
中でもサイコーなのは、このゾンビだらけの世界でどうやってひとりで生き残ってきたのかまったく見当が付かない、おバカ女子マディソンの度を超えた天然っぷり。最初はウザかったのが次第に愛らしくなって、何をやっても、話しても思わず頬がゆるむ。安達祐実の吹替えも功績大。

『THE INFORMER/三秒間の死角』(アンドレア・ディ・ステファノ)☆☆☆
硬質なタッチは良いが全体的にメリハリに欠けて、主人公がのっぴきならない状況に追い込まれる2/3ぐらいまではサスペンスを感じない。

刑務所内の囚人連中がエキストラじゃなく本物使ってんじゃないかと思うぐらいヤバそうな人揃いで主人公が霞む。

『アイリッシュマン』(マーティン・スコセッシ)☆☆☆
これは、もうふた回りぐらい若い役者でやるべきではなかったか。会話ばかりで動かなすぎるし、動いても足腰に力が入ってないせいで、作品から活力を奪ってしまっている。これでは物騒な話の面白さが出ない。

エピローグの主人公の寂しい晩年のダラダラした長さにスコセッシの老いを感じた。

『気候戦士 クライメート・ウォーリアーズ』(カール・A・フェヒナー)☆☆★
ある程度予想はしていたが、環境問題活動家を英雄視し、その活動を絶対的な正義として讃えるのがなんとも胡散臭い。彼らの活動に被さる情緒的な音楽が、その思いをさらに強める。
トランプひとりに悪役を押し付け、他の個人、企業、団体は一切名指ししないあたりにも不信感を抱かせる。ただし、悪の帝王トランプに立ち向かう正義側のリーダーがシュワであるかのように見せるのは、映画としては圧倒的に正しい。シュワの愛車がリッター3キロしか走らないメチャクチャ環境に悪い軍用車ハマーで(今でも乗ってるかどうかは知らんけど)、彼がこの車をセレブの間で流行らせたことは、きっと作り手にとっては些細なことなのだろう。

『ドクター・スリープ』(マイク・フラナガン)☆☆☆
『シャイニング』は未見。40年も経ってからの続編だから前作を観てない者にも解るように作ってあるだろうと勝手に思いこんで観たのが大失敗、始まって2、30分であっさり置いてけぼりにされた。登場人物が何者なのかの説明がないのが、前作にも出ている人物だからなのか、それとも新キャラだけど、あえてまだ正体を明かさないのか、どちらかわからないのが何気にストレスたまる。
中盤からは、キューブリック映画の続編って感じが全然しない、結構シンプルかつB級な善と悪のサイキックバトルみたいになってくれて楽しめた。でも終盤で舞台がホテル(これが前作の舞台であることぐらいはかろうじて知ってた)に移ってからは、また置いてけぼり。

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(フィリップ・ラショー)☆☆☆☆
原作マンガもアニメもほぼ知らない(「キャッツアイ」とごっちゃになってる)んだけど、それでも作り手のそれらに対する思いは伝わってくる。
途切れることのないバカバカしいギャグは、正直ハズしているものも少なくないのだが、画面から放たれる熱量がハンパなくて、もうウケるウケないなんてどうでもよくなるレベルにまで達している。

『家族を想うとき』(ケン・ローチ)☆☆☆★
前作『ダニエル・ブレイク』もそうだったが、いい作品なんだけど、貧困層を描いた富裕層(中産階級以上)向け映画って感じに抵抗を覚えてしまう。貧困層の悲惨な現実を訴えかけるばかりでなく、主人公たちと同じような境遇にある人々にエールを送るような部分がもう少しあってもいいような気がする。
それができないのなら、なんでもかんでも企業や社会制度が悪いで済ませようとせずに、主人公の、リスクを考えずにオイシイ話に食いつく軽率さにも言及すべきではなかろうか。

『M/村西とおる狂熱の日々』(片嶋一貴)☆☆☆☆
身びいきとかではなく、本作最大の功労者がメイキングを担当した清水大敬であることは間違いない。新たに撮られたインタビュー映像のつまらなさ(特に冒頭の著名人のそれはクソと言ってもいい)からも明らかだ。
この当時の村西とおるにこれほどまでに遠慮なくカメラを手に近づける人物は他にいないだろうし、村西にとっても現場で最も(あるいは唯一の)心を許せる存在であることが画面から伝わってくる。もちろん村西だけでなく他のスタッフ、キャストへの迫り方も鋭いし、現場全体をしっかり見渡していて、移動を重ねながらの2週間には群像劇、ロードムービーの面白さもあった。

それにしても何てムチャクチャな現場なのだろう。『ハート・オブ・ダークネス』『ロスト・イン・ラ・マンチャ』と並ぶ現場崩壊ドキュメンタリーだ。こんな状況で作品が完成したのが信じられないし、完成した作品「北の国から 愛の旅路」がどんな仕上がりなのかの見当もつかない。

死んでもいいい経験』(キム・ギヨン)☆☆☆
ペラペラな映像とストーリーに常識をぶっちぎる強引な展開が、なんか昔のダメなピンク映画(特に大蔵)を思い起こさせ、途中からヒロインと年増人妻が脳内で勝手に三条まゆみ(全然似てないけど)と杉佳代子(雰囲気的にちょっと近い)に変換されてしまった。あと関係ないけどヒロインの夫がP.G編集長(ピンク大賞主催者)似。

作り手は男女の愛憎をサスペンスフルに描いたつもりなんだろうけど、観る側にとっては完全に不条理コメディ。

『時代屋の女房』(森崎東)☆☆★
途中まではいい感じなのに、主人公が盛岡に行くあたりから必要以上にシリアスになって、松竹人情喜劇の味が薄れてしまう。
主人公の過去とかヒロインと若い男の関係とかいらなかった。

夏目雅子の一人二役、あれはちょっとない。あまりにワザとらしい芝居と髪型に、最初のうち同一人物がふざけてやってるのかと思った。

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