今日のひとこと総集編+映画星取り(20.01)1

今日のひとこと(01.06)
『男はつらいよ』鑑賞
朝イチの回で観て昼過ぎに帰宅してテレビを点けたら、美保純が農村(?)のリポートをしてたのだが、映画の中の朱美ちゃんそのものなので嬉しくなる。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『ジェイコブス・ラダー』(デヴィッド・M・ローゼンタール)☆☆
一流のスタッフ・キャストを揃え、静かな物語をインパクトのある映像で見せたオリジナルに対し、こちらは完全なB級ホラー。これといった工夫もなく、90分弱しかないのにずい分と間延びした印象。
話もなんだかわかりずらい。

『デビルズ・ソナタ』(アンドリュー・デズモンド)☆☆☆
自殺した老作曲家の遺した楽譜に隠された謎をバイオリストの娘とそのマネジャーが解き明かす物語は、舞台が古城でクラシック音楽がカギとなることもあり、低予算の割に安っぽさはなく(音で驚かせるとかも無かったと思う)、正統派ゴシックホラーの格調を感じさせる。
しかし残念ながら、明かされる真相は全然意外性もなく、悪魔だかなんだかを蘇らせるために子供をさらって生贄にする老作曲家の狂気、執念が、当人の登場シーンがほんの数秒では伝わりようもない。

『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』(ステファノ・モルディーニ)☆☆☆☆
オリジナル版(スペイン映画『インビジブル・ゲスト』)を観たとき、「これはハリウッドでリメイクされそう」と思ったが、まさかのイタリア。

驚愕のオチはわかっているので、先の展開をあれこれ考えずに画面に集中して観たせいか、伏線が上手く張られていることにも結構気付かされて、作りの巧さを堪能できた。

主人公の冷淡な色悪ぶりは、こちらの方が上回る。

『リトル・モンスターズ』(エイブ・フォーサイス)☆☆☆★
もっと危機的状況にバリエーションがあってほしかったし、主人公の甥っ子以外の幼稚園児にも活躍してほしかったという不満は残るし、幼稚園の遠足先にゾンビが現れるという設定のため、グロさ、陰惨さも控えめだが、これはこれでまったり楽しめて悪くない。

美人保母さん(黄色いワンピのルピタ・ニョンゴがカワイイ)に惚れて甥の遠足に付いてきた主人公のダメ人間ぶりは相当なものだが、遠足先にたまたま来ていた幼児番組の人気司会者のクソ全開な振る舞いもあって主人公はマトモにならざる得なくなり、それで結果的に保母さんと結ばれるという展開が上手い。

司会者が子供のゾンビを「お前のママとヤッたぞ、お前のママともだ」と言いながら殺しまくるのは笑った。

『男はつらいよ おかえり寅さん』(山田洋次)☆☆☆☆
一応、満男が初恋の人、泉と再会するという軸となる物語はあるものの、それも含めて全ては寅さんのことを思い出すためのきっかけでしかない。
見事なのは、「誰が」「何をきっかけに」「どんなことを」思い出すのかがこれ以上ないってくらい的確であること。度々挟まれる過去作の場面が、観る者にとってもまるで大切な思い出のように感じられて、どうってことのない日常でも、笑えるようなところでも、自然と涙があふれてくる。

久々に観るメロン騒動、怒りまくる寅はもちろんおかしいうんだけれど、うつむく博、なだめるさくら、逆ギレするおいちゃん、泣き出すおばちゃんという流れの見事さにおおいに感心させられる。

ちょっと不満なのは、個人的に一番のお気に入りキャラである朱美の若き日が出てこないこと。

桑田佳祐が歌う主題歌、予告編に流れたときは案外悪くないなあと思ったけど、やっぱ本物には遠く及ばない。
ところでこの主題歌を渥美清は人前やテレビの歌番組で披露したことはあるのだろうか?YouTubeで探したけど見つからなかった。

『カイジ ファイナルゲーム』(佐藤東弥)☆☆☆
原作者が脚本に名を連ねてはいるものの、映画オリジナルのストーリーは明らかにこれまでのシリーズ、原作マンガとは違って、スケールだけはデカいんだけど、それに見合った話や映像を作ることができておらず、こないだの『麻雀放浪記』と同じような珍品になってしまった。
500億もの大金や国家の存亡にまで関わることをゲームで決めるというウソに、リアリティを持たせるための工夫が足りなすぎる。
でも藤原竜也と吉田鋼太郎の喜劇的なまでのやりすぎ芝居にはワクワクさせられるし、主人公が勝利する瞬間の鮮やかさには、これぞ映画というカタルシスがある。

『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(森崎東)☆☆★
フィックスの長回しが多い演出のせいか、様々な人物が入り乱れる割には画面から活気が生まれてこない。
コメディというわけでもないのにキャラクターや描写にリアリティがなく、社会派メッセージもあまり効いていない。リアルに原発事情に斬り込む勇気が足りないようにも感じた。

『発情物語 幼馴染はヤリ盛り』(竹洞哲也)☆☆☆
コミカルな部分は楽しいが、話が進むにしたがってシリアスな部分が増していくと、底の浅さが気になってしまう。感動狙いの下心も見え見えだし。この監督によくあるパターンだ。

庭と家の二階で会話するのにドローンを使う意味ある?会話はドローンを通してでなく直接してるんだから、ドローンなくても成立するでしょ。

『痴漢電車 夢見る桃色なすび』(小関裕次郎)☆★
冴えないサラリーマンの前に現れて「お前は選ばれし者で、我らと共に世界を魔の手から救わなければならない」みたいなことをいきなり言う集団が、ただのイカレた人たちなのか、それとも本当に何か起こるのか、と先の展開を期待させるような出だしなのだが、内向的なドラマをダラダラ続けるばかりでハジケてくれない。
ようやく物語が動き出したと思ったら唐突に終わってしまう。何これ?後編に続くってこと?予算が尽きた?客をなめてるんか?
せめて大きな見せ場を作って高揚感をもたらしてくれれば少しは納得も出来るところだが、脚本にはいくらかその気配も感じられるものの、演出が無策すぎて全然盛り上がらない。

『湯けむりおっぱい注意報』(小川欽也)☆☆
あらかじめ知ってはいたけど、実際観るとやっぱりのけぞる、監督自身による冒頭と最後の解説(やら裏話やら決意表明)。尺が足りなくなっての苦肉の策であることは明らかで、これ以外にも、異様に長いオープニングクレジットや字幕によるペンションの献立紹介等、ミエミエの尺稼ぎが出てくる。
ひょっとして昔の脚本をそのまま使いまわしたせいで10分足りなくなった?
正直言って、作品自体よりも監督の言葉の方が価値は高いので、毎回このパターンでもよいと思う。

杖をついて土手を歩く監督を捉えたラストカット、こちらの頭の中では「ザ・ノンフィクション」の主題歌が流れた。

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