今日のひとこと総集編+映画星取り(20.01)2

今日のひとこと(01.24)
意外な過去
『エクストリーム・ジョブ』の一番マヌケな刑事が『犯罪都市』の超コワモテやくざで、『オリ・マキ』のマネジャーが『ボーダー』の獣人で、『リチャード・ジュエル』の真面目デブが『アイ、トーニャ』の嘘つきデブ。

今日のひとこと(01.20)
似てると思う

今日のひとこと(01.16)
アカデミー賞
なぜ『アス』のルピタ・ニョンゴがノミネートされない?去年は『ヘレディタリー』のトニ・コレットがノミネートされなかったし、ジャンル映画差別があるとしか思えない。映画ファン的には、アカデミー賞でこれまで起こった人種差別、性差別問題より大きな問題だ。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』(クリス・フォギン)☆☆☆★
この手の映画のパターンをなぞっただけの話だが、漁師たちが本物を起用したのかと思うほど「らしさ」にあふれ、とりたてて深く描き込まれていなくとも、その風貌、佇まいから生き様とか心意気といったものが伝わってくる。

『ティーンスピリット』(マックス・ミンゲラ)☆☆☆
歌手を夢見る女のコの話なのに青春のキラキラ感みたいなものが伝わってこない。オーディション場面なんかも高揚感に乏しくて、作風というより単に演出力不足な気がする。

主人公はポーランド移民で、彼女を手助けする元オペラ歌手はクロアチア移民という設定も、当たり前の苦労以外に、それが舞台となるイギリスの地方都市でどういう意味を持つのか、あまり考えられているようには思えなかった。

エル・ファニングはルックスも歌唱力(驚かされる)抜群で、オーディションを勝ち抜くのが当たり前すぎて面白味がない。少なくても見た目はもっと冴えない女優にやらせるべきではなかったか。

『フォードvsフェラーリ』(ジェームズ・マンゴールド)☆☆☆☆
これはモータースポーツ版『ライトスタッフ』。フォードがアメリカでフェラーリがソ連、シェルビーのチームがマーキュリーセブンでケン・マイルズがチャック・イエーガーと見事なまでに重なる。企業(国家)の威信よりも個人のプライドを賭けた戦いというのも同じ。
違うのはマイルズがチームの一員になることと、テスト中の事故から生還できなかったことだが、これは史実だから仕方がない。

舞台となる60年代をCGやドローン空撮、細切れカット割りといったものを極力避け、当時の作法で撮ろうとする心意気が作品を一層硬派なものとしている。

妙にガキっぽいクリスチャン・ベールとマット・デイモンのケンカが、バットマン、ジェイソン・ボーンとかけ離れすぎていて笑える。

『FREAKS フリークス 能力者たち』(アダム・スタイン、ザック・リポフスキー)☆☆☆★
『X-MEN』に出てくるミュータントの幼少時を描いたスピンオフのような感じで、低予算映画ではあるが世界観がしっかり作られていて、派手なVFXやアクションがないことが逆にSFとしての純度を高めている。

ミュータント一家を哀れなマイノリティ扱いせず、生き残るためには一般人を平気で巻き込む(ファミレス店員と隣の奥さんマジ災難)あたりはメジャー作品ではできないハードさ。

『ジョジョ・ラビット』(タイカ・ワイティティ)☆☆☆☆
戦争やナチスの笑い飛ばし方がストレートで愛嬌があるし、少年の目を通した世界であることが徹底されているので、ヘンに裏読みを強要するようなところがないのがいい。

観終わってからもいろいろな場面を思い起こして、涙も笑いもこぼれてくる。

『エクストリーム・ジョブ』(イ・ビョンホン)☆☆☆★
相変わらずストーリー展開が雑で、笑いがベタで、警察が無能な韓国コメディだけど、個性的なキャラクターは期待を裏切らない活躍をしてくれるし、勧善懲悪の徹底は気持ちいい。

キムチ味のフライドチキンは間違いなく美味そう。

『リチャード・ジュエル』(クリント・イーストウッド)☆☆☆★
本人が出ていないイーストウッド監督作では、これまで観た中で一番良かったかも。
主人公の、かなりウザくて疑われてもしょうがないような部分も、控え目ではあるがちゃんと描いているところが信用できる。

しかし、何の物的証拠もないのにここまで犯人扱いするってなんなんだろうか。ひょっとしたらFBIも最初はあくまでも捜査の基本として第一発見者を調べただけだったのに、マスコミの先走った報道とそれを鵜呑みにした世間のせいで、今さら引くに引けなくなってしまったってことなのだろうか。
ここまで捜査が杜撰かつ強引だと、サスペンスも成り立たなくなってしまう。

自分が真実を捻じ曲げたくせに主人公の母親の会見で涙する女性ジャーナリストと、情緒過多の安っぽい劇伴(クレジットにはないけど多分イーストウッド作)にはシラケた。

『オリ・マキの人生で最も幸せな日』(ユホ・クオスマネン)☆☆☆
タイトルマッチを控えたボクサーの話でありながら、ボクシング映画らしからぬところが面白いと言えなくもないが、そればかりなせいで段々とあざとさも感じてしまう。
こんなんで試合大丈夫なんか?な場面の数々、当時(60年代初頭)だとこんなものなのか、それともこの主人公が特別なのか、あるいはフィンランドがボクシング後進国だからか、ちょっと判断がつかない。

終わってみればオフビートなロッキーなところは嫌いじゃない。

冒頭とエンドクレジットに流れる60年代クライムサスペンスみたいな曲がシャレていた。

『サイバーゴースト・セキュリティ』(キア・ローチ=ターナー)☆☆★
4年前の「未体験ゾーンの映画たち」で上映された快作『ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ』の監督だけに期待も大きかったのだが、セット中心の撮影とCG多用のためか、前作の破天荒さ、活きの良さが感じられない。たいして複雑でもない設定をくどくどと説明するのもかったるい。
モニカ・ベルッチ無駄遣い。なんでこんなんに出たんだろう。ヴァカンスでオーストラリアへ行ったついでか?

『ジェシカ』(キャロリーヌ・ポッジ、ジョナタン・ヴィネル)☆☆☆
なんらかの理由(説明されてたような気もするが忘れた)で孤児が増大し、治安の悪化を防止するために政府がドローン兵器を使って彼らを抹殺している近未来を舞台に、ひとりの女性が孤児を集めて武装化する話なのだが、戦闘シーンは前半にショボいのがひとつあるだけ。あとは軍隊というより新興宗教っぽい集団内の日常をダラダラ見せるだけで、設定がほとんど活かされていない。
集団がどうやって生計を立てているのか(かなり贅沢な暮らしぶり)や、世の中の全体像がどうなっているのか等不明な点が多いのもスッキリしない。

個性的な映像センスと孤児たちの間に流れるひりついた空気感は良かった。

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(レジス・ロワンサル)☆☆☆★
出版前の人気小説続編の内容が外部に漏れるのを防ぐために、各国の翻訳家を一堂に集めて外部との接触を遮断したうえで翻訳作業をさせるというのは「ダ・ヴィンチ・コード」続編が出版されるときに実際に行われたことだそうで、映画はそこから話をふくらませて、小説の一部が流出して、これ以上の流出と引き換えに大金を要求するメールが届くというミステリーとなっている。
犯人が9人の翻訳家の中にいると睨んだ出版社の社長が探偵役となって物語は進むのだが、9人それぞれに怪しいところがあり、彼らの中にも互いへの不信感が芽生えるあたりは面白いものの、社長が犯人に迫ることができないことに苛立ち段々と暴力的になるに従い、映画が知的興奮から離れてしまうのが残念。

社長が原稿をアタッシュケースに入れ単身で通勤電車に乗るという不用心は、いくらなんでも有り得ないだろう。

『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ)☆☆☆☆
最低ランクだと思われた半地下住人よりさらに下の地下住人がいたという展開に、人類征服(地表進出)を目論む地底人をさらに深い場所に住む最低人が狙っていたという、いしいひさいちのマンガを思い出した。

最後に主人公が金持ちを衝動的に殺しちゃうというのは安易すぎないか?あのしたたかな一家の長だったら、あの場面はさらに自分たちのポジションを上げるチャンスと考えるのが普通じゃないか。

ビンボー人は金持ちが自分たちをどう思っているかを知ろうとしちゃいけないし、金持ちはビンボー人に自分たちが彼らをどう思っているかを知られちゃいけない、ってことが大きな教訓。

『フィード・バック』(ペドロ・C・アロンソ)☆☆☆★
放送中のラジオ局のブースを覆面二人組が占拠、彼らはレイプされて行方不明になった女性の父と恋人で、事件と関りがあると思われるDJとその相方から真相を聞き出すための行動であることが次第に明らかになる。
レイプ被害者(の近親者)の復讐モノとはずいぶん古臭いなあ(映画に限らずこの手の話が流行ったのは70年代だろう)と思いつつも、回想に頼らずほぼ密室の中で繰り広げられるミステリーは、凄惨な描写が生み出す迫力もあってなかなか見応えがある。
最初のうちは巻き添え食らって悲惨な目に遭ってるようだったDJが、段々と怪しさを増し、同時に窮地を脱するためのしたたかさを見せることで混迷が深まっていく。
DJを演じるエディ・マーサンの変幻自在ぶりが見事。

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