今日のひとこと総集編+映画星取り(20.03)2

今日のひとこと(03.21)
中国ウイルス
トランプが新型コロナウイルスをこう呼んだことを、差別的だと批判する向きがあるようだが、こういうわかりやすい名称の方が人々の記憶に強く残っていいと思う。記憶に残れば、いつか同じようなことが起きたときの教訓になるだろうから。そもそも過去にもスペイン風邪とか香港風邪とか日本脳炎なんて名称があったんだから(由来は知らんけど)別に構わないんじゃないの?

今日のひとこと(03.20)
松田政男死去
もう34、5年も前のことなんだけど、この人に頭をひっぱたかれたことがある。結構ビビった。悪いのはこっちだったんだけどね。

今日のひとこと(03.18)
『怒りのキューバ』鑑賞@シネマヴェーラ
ソ連が革命後のキューバに乗り込んで(?)作った64年の映画なのだが、後にリュック・ベッソン作品の常連となるジャン・ブイーズが出ていた。キューバ危機からそんなに時間も経っていないこの時期に、どういう経緯でフランス俳優がキューバロケのソ連映画に出演することになったのだろうか?非常に気になる。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』(ジョン・チェスター)☆☆☆★
新興宗教が混ざってるような胡散臭い自然賛歌ドキュメンタリーだと思ったんで迷わずスルーのつもりだったんだけど、世間の評判が高いようなのを知って疑いつつも鑑賞。

都会の夫婦(夫はカメラマンで本作の監督)が田舎に広大な土地を購入し、独自のやり方で開拓していく7、8年を追っているのだが、自分たちのやってることの正しさや必要性をアピールすることなく、日々の生活の苦労や歓びを素直に見せている感じでとてもいい。

ジャンプカットを多用した編集は心地良いテンポを生むが、時々作品を軽くしてしまっている。

『ジュディ 虹の彼方に』(ルパート・グールド)☆☆☆★
いくらスターだったとは言え没後50年以上経っていて、おそらく世間の大半はせいぜい名前ぐらいしか知らない人物を描くのに、亡くなる半年前ぐらいとわずかな少女スターとして売れ始めた頃だけなのは不親切すぎる。これでは落ちぶれた元子役ぐらいにしか見えない。
一方で、酒やクスリに溺れ、養育権の問題やクソ野郎な再婚夫のこともあって心身共にボロボロの中で最後の輝きを放つ姿は、ごく短い期間に絞ったことで一層鮮烈になったとも言える。

ゲイカップルとの交流は本作の最も美しい場面であるが、今の時代に媚を売りすぎているような気もした。これをやりたくて、今ジュディを取り上げたのかも知れないが。

『CURED キュアード』(デヴィッド・フレイン)☆☆★
ウイルスによってゾンビになった者が治癒して元の人間に戻ったものの、ゾンビ時代のおぞましい記憶と世間からの差別に苦しめられるという話に新味はあるものの、現実の社会問題と結び付けたがりすぎなマジメ演出のせいでジャンル映画としての面白さに欠ける。

『ハーレイ・クイーンの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(キャシー・ヤン)☆☆★
子供が大きく絡んでくることが示される予告編を観たときに抱いた危惧が的中。
子供のために巨悪と戦うという話も、自分の欲望を満たすことしか考えないイカれ女を、自由奔放な天然キャラに改変したのもつまらない。観客に媚びすぎ。悪党には容赦ないのに、警官には致命傷を負わせないなんて気配りは一番やっちゃいけないこと。
悪の親分をヒロインがマトモに見えるほどの桁外れの極悪な狂人(『ダークナイト』のジョーカーぐらいの)にでもしてくれればよかったのだが、演じるユアン・マクレガーが貫録、迫力不足でまったく物足りない。

久々に見るロージー・ペレス、90年代とあまり変わってない。

『ナイチンゲール』(ジェニファー・ケント)☆☆☆★
もっと神秘的、観念的なものを前面に出したアート寄りなものかと思ったが、意外なほどシンプルな復讐劇だった。
ヒロインをレイプし夫と子を殺した将校が、その後も山奥から町へ向かう道中でレイプと殺人を重ねて人非人ぶりをエスカレートさせていくのに対し、追うヒロインの方の怒りの高まりが少々弱い気もするが、ガイド役の青年(アボリジニ?)と心を通わせていく部分にドラマとしての見応えはあった。

『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』(エミール・クストリッツァ)☆☆☆
ムヒカの日常やインタビューののんびりした感じの中に、これまでの人生の波乱万丈ぶりがサラッとでてくるのがいいコントラスト。
強盗やって銃で撃たれて逮捕され、収監されたけど脱獄とか今の彼の見た目からは想像できない。
そんな人物がどうやって大統領にまで昇りつめたのかはもう少し詳しく説明してほしかった。

監督がムヒカと仲良くし過ぎなのはドキュメンタリーとしての信用性を下げる。

『星屑の町』(杉山泰一)☆☆☆☆
売れないムード歌謡グループのドサ回りの様子が、これがリアルかどうかは置いといて、昭和感にあふれていてイイ感じ。息の合った中高年役者たちのやりとりも楽しいし、そこに加わる「のん」(改めて逸材と思わせる)も違和感なく馴染む。
ただ、基の舞台がグループを主役にしたシリーズものであることを知らず、「のん」が主役だと思って観ていたので、彼女がアッサリ去ってしまうあたりには物足りなさも。

『子どもたちをよろしく』(隅田靖)☆☆★
多分すごく真面目な思いで作っているであろうことは伝わってくる。
でも様々な不幸は目を背けたくなるような凄惨さもなく紋切型すぎるし、古めかしい台詞やトンチンカンな描写の数々はほとんど大映ドラマで度々苦笑させられる。
今時の中学生が「ウブ」なんて言葉を使う時代錯誤、ケガをした娘の傷口に父親が酒を吹きかけタオルを裂いて包帯代わりにするという、何もない野外でやるような処置を、家のリビングでやるマヌケさ(洗面で傷口洗って救急箱だろフツー)、中学生女子の誕生会で大人たちが人目もはばからずデリヘルの話をするデリカシーのなさ等々、これで社会派ドラマってのは無理がありすぎ。

『犬鳴村』(清水崇)☆☆☆
単なる過去の怨念だけでなく色々と工夫を凝らしてはいるが、驚くほどのものはない。
ダム建設地から出ていかない村人を排除するために、わざわざあんな面倒くさい手口を使う必要があるとは思えない。

村人たちが人狼であることも、その末裔が生き残っていることも別になくてもよくね?

『エキストロ』(村橋直樹)☆☆☆
バラエティーノリが強すぎるが目の付けどころは悪くない。実名で登場する有名人が変な言い方になるが「いい具合に微妙」って感じだ。
残念なのは、話の拡げ方を始め、ここを超えるとリアリティの面でダメなんじゃないという線をほんの片足程度なんだけど出ちゃってるところ。指名手配犯や謎の怪鳥などは、カメラを回していたらたまたま捉えることができたって感じでなければいけないはずなのにそうはなっていない。
ひょっとしたら主役の老エキストラだけじゃ映画として弱いんで後から付け加えた?

顔を見せない松崎しげるには笑った。

『一度死んでみた』(浜崎慎治)☆☆☆
ふざけていい部分とちゃんとやらなければ(リアリティを持たせなければ)いけない部分の描き分けができていない。だから、死んだ父を生き返らせることができるのか、父の会社を守ることができるのかにサスペンスが生まれない。
それなりに大がかりな舞台を用意したクライマックスも演出がユルすぎて、ふさわしい盛り上がりにならず。

怒りのキューバ』(ミハイル・カラトーゾフ)☆☆☆
なるほど長回し撮影はたしかにスゴい。やたらカメラを斜めにしたりブン回したりするのも迫力を生む。でもそれを見せつけるのがクドくて、話のテンポが悪い。

私はモスクワを歩く』(ゲオルギー・ダネリア)☆☆☆
若者の一日を描いた屈託のない青春映画で、これがソ連で作られたという意外性を差し引けば別段優れているとは思えない。

『絆』(ニキータ・ミハルコフ)☆☆
主役の中年女性の騒がしさが耳障りなばかりで、なにか「喜劇」を勘違いしているようにしか思えない。

『JAWS/ジョーズ』(スティーブン・スピルバーグ)☆☆☆☆
すごく面白いことはもちろん認めるけど、今の目で観るとそんなに派手さがあるわけでもなくて、なんでこれがこんなに面白いんだかちょっと不思議な気さえする。『激突』みたいにサスペンス演出の巧さがわかりやすくない。
クライマックスにしても、あっさりとクイントが食われ、あっさりサメを退治したって感じ。だけどそれが物足りないとかもなく十分面白い。

ジョン・ウイリアムスの音楽、あの有名なテーマ曲以外は上品(というか穏やか)すぎて時に画面がユルくなる。ジェリー・ゴールドスミスだったらもっと迫力が出たと思う。

『パラレルセックス 痴女が潜む街』(加藤義一)☆☆☆
ベンチでうたた寝をしていた主人公の冴えないサラリーマンが、目の前を初恋相手そっくりの女性が通り過ぎるのに気付き後を付けているうちに異世界に迷い込む場面は「不思議の国のアリス」を意識したのだろうか?ここだけが突出して素晴らしい。

『痴漢温泉 変態露天風呂(旧題:痴漢と覗き 盗撮女湯)』(新田栄)☆☆
お見合いツアーで温泉旅館に集まった男女がヤリまくる様をツアーガイド(90年代久須美欽一のいつもの芝居の素晴らしさ!)の目を通して見せるだけのなんにもない映画。温泉旅館に行くのが主目的で、映画撮影はそのついで、脚本は現地で執筆、という気さえする。

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