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zoom RSS ヴァル・ゲストが亡くなったので、追悼に代えて『ダイヤモンドの犬たち』のことなんぞを。

<<   作成日時 : 2006/05/24 02:07   >>

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「英映画監督のヴァル・ゲスト氏が死去した。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、10日、前立腺がんのため米カリフォルニア州パームスプリングズの施設で。94歳。
1911年ロンドン生まれ。10代からの映画雑誌への寄稿、俳優業などを経てコメディー映画を監督。英国と米国で主にSF映画を監督し人気を得た。主な作品に「原子人間」(55年)、「007 カジノ・ロワイヤル」(67年)、「恐竜時代」(69年)など。(ロサンゼルス共同)」(ZAKZAK2006/05/23より)

余程の映画ファンじゃなければその名を知らないだろうし、知っていても「死んだことより、まだ生きていたことに驚いた」という人のほうが多いんじゃなかろうか。私もそんなひとり。
まあ、最後の監督作から24年、日本公開作からだと30年も経っているのだから当然か。
代表作は記事にもあるように『原子人間』と『007/カジノ・ロワイヤル』(コレ監督が5人いるけど何でだ?)あたりだろうが、個人的には断然『ダイヤモンドの犬たち』だ。て言うか、実はちゃんと観てるのはコレ一本だけなのだが。

この映画、私にとっては3つの点で忘れられない映画である。
まず一つめは、タイトルバックの空撮で捉えた砂漠にかぶさるジョルジュ・ガルヴァランツのダイナミックなテーマ曲。これがめちゃカッコいい。70年代B級アクションのカッコいいテーマ曲ベスト3に入る。ちなみに残りの2本は『軍用列車』と『黄金のランデブー』だ。
二つめは予想外の展開。物語は、強盗団のダイヤモンド強奪の一部始終を、警備員との戦いを中心に描いているのだが、主人公の警備員(ピーター・フォンダ)が潜入捜査で強盗団に加わり、そのまま本当に一味のメンバーになってしまうのに唖然とした。アンチヒーロー的な雰囲気だったとはいえ、正義の側だと思っていた主人公が突然悪の側にという展開は、映画馴れしていなかった当時中坊の私にとってはまさに驚天動地。今でも、オチ以外の場面で一番驚かされた映画は?と聞かれれば(そんなこと聞かれはしないだろうが)、真っ先にこの映画を挙げる。
そして3つめ。5、6年前中古ビデオソフトを手に入れ20何年か振りに再見したのだが(予想通りたいした映画じゃなかった)、なんとラストシーンが違うのである。テレビではヘリコプターで逃げるフォンダを警備員のボス、テリー・サバラスがライフルで撃ち落とすのだが、ビデオではフォンダがそのまま逃亡に成功する。
多分、ビデオ版が最初に作られたが、犯罪者が逃げおおせるのは良くないという、『ゲッタウェイ』(※)と同じ理由で変更されたのかと思う。今思い返すと、テレビ版の爆発するヘリは、合成っぽくてチャチだったような気もするし。
世間的にはまったく無名でどーでもいい映画なんで、真相が明らかになることもないだろうが、いつかはDVD化されるかも知れないので、そのときはどうか両方のバージョンを入れてほしい。
あとサントラCDも早いとこ出してくれ。

(※)『ゲッタウェイ』の別エンディングは、字幕で説明されるだけで映像は存在しないとも言われてる。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
FUNAIのビデオにスタークラッシュという
マカロニSFの予告が入ってましたね(笑)
ビデオパッケージのテリー・サヴァラス
ですけど、007のように拳銃を持った手を
合成してますよね、あれ好き。

ダイヤモンドの犬たちはやや退屈なんですけど
新・ルパン三世のオープニングで砂漠を追っかけ
っこするのはこの映画の影響でしょうかね??

エンデイング違い観てみたいです。
けけ
2009/07/06 19:34
けけ様

コメントどうも。
そうそう、これFUNAIでした。
バブルとレンタルビデオの隆盛はほとんど同じ次期で、FUNAIの他にもMIMIとか映音とか「どーしようもない」けど「ちょっと気になる」作品をリリースするメーカーが乱立してましたね。

『ダイヤモンドの犬たち』のラストに関しては、日本の劇場ではどちらだったのかが気になります。
キルゴア二等兵
2009/07/08 02:03
ありましたねぇーそんなメーカー。
MIMIってミミズバーガーでしたっけ??
あとドリラーキラーとか!!
映音!!アランドロンのゾロ出してましたよね、
ケオマ・ザ・リベンジャーもたしか。
FUNAIはダークスター中古で買いましたね、
フューチャ−キルなんてのもありました(笑)
けけ
2009/07/08 09:59
私は当時、池袋の劇場で観ました。ラストは非情にもサバラスがヘリを撃ち、爆破させてエンドでした。昨年末、スカパー(イマジカBSだったような)で「ダイヤモンドの犬たち」が放映されましたが、ラスト、サバラスが撃つ瞬間がカットされ、フォンダが逃げ切ったようになっていました。当時、メチャクチャかっこいい音楽が好きでサントラアルバムを購入、今も愛聴盤です。エンディングですが、ヘリが撃ち落とされるのはショッキングでしたが、カッコいいとも思いました。なんといってもサバラスがカッコよく見えるんですね。
バド
2015/01/28 21:06
>バドさま

劇場はヘリ爆破版だったんですね。

サントラは一昨年にようやく初CD化され速攻で購入しました。70年代のアクションスコアは燃えますよねー。
キルゴア二等兵
2015/01/30 00:49

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