今日のひとこと総集編+映画星取り(20.09)1

今日のひとこと(09.14)
『ミッドウェイ』鑑賞
『一度も撃ってません』のトヨエツが短髪なのは、これと同時期の撮影だったからか。

今日のひとこと(09.04)
サタ☆シネ
テレ東の土曜深夜の映画枠。今月は「9月のバラ」というサブタイで3本放映されるのだが、一週目が『摩天楼はバラ色に』で二週目が『バラ色の選択』、そして三週目が『バラキ』(笑)

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『オフィシャル・シークレット』(ギャヴィン・フッド)☆☆☆☆
イラク戦争の裏でこんなことがあったのはもちろん知らなかったが、内部告発ものとしての目新しさはこれといってない。しかし内部告発する主人公の行いの正しさを英雄的に捉えすぎず、後になって事の大きさにビビったり、対立する刑事や検事を安易に「悪」「無能」扱いせず、あくまでも自身の職務を全うしているだけという描き方が、単なる国家、組織への批判以上の見応えを生み出している。
裁判が始まり「さあ、どうなる」と盛り上がったところでのあまりに肩すかしな結末も、逆に意外性があった。

『シチリアーノ 裏切りの美学』(マルコ・ベロッキオ)☆☆☆★
主人公を演じるピエルフランチェスコ・ファビーノ以外知ってる役者がいないんである程度は覚悟していたが、想像以上に誰が誰で、誰と誰がどういう関係にあるのかがわからなくて困った。向こうでは相当有名な事件、人物らしい(調べたら主人公を始め何人もが日本版ウィキにも載ってた)のであまり説明に時間を割いていないせいもあったような気がする。

マルコ・ベロッキオの映画を観るのは多分初めてなんで、どういうタイプの監督か知らないんだけど、高齢ということもあってか抗争(暗殺)場面とかに活劇性が不足気味で、全体的にもあまり迫力を感じなかった。

画面の右下に暗殺カウンターが出てきて殺された人数が表示されるのは、ひょっとして『ホットショット』が元ネタ?

裁判のシーンで傍聴席の後ろに牢屋がいくつも並んでいて、そこに被告のマフィア連中がまとめて入れられてるのが、なんだかバラエティ番組のセットみたいでおかしかった。こんなん本当にあるのか?

『行き止まりの世界に生まれて』(ビン・リュー)☆☆☆★
貧困地区に生まれ育った少(青)年たちを10年以上にわたって追ったドキュメンタリーで、それぞれに問題を抱えて生きていく大変さはあっても、良い意味でその割には未来への悲観や社会への怒りといったものをアピールしていない。これはやはり外部の人間がテーマを決めて彼らや街にカメラを向けたのではなく、仲間のひとりが友や自身のことを映像に残しておきたいという純粋な気持ちから始まった記録だからだろう。
こんなふうに10代の頃の姿や何があったか、何を考えていたかが記憶じゃなく形として残っているのがすごく羨ましく思えた。

スケボーで疾走する友を自身もスケボーに乗って追いかけるショットの躍動感に、仲間だからこそ撮れた本作の素晴らしさが凝縮されている。

『ミッドウェイ』(ローランド・エメリッヒ)☆☆☆
ミッドウェイ海戦といえば、米軍がパールハーバーの仕返しとばかりに日本艦隊を一方的にボコって大勢を決定づけた戦いだと思ってたが、日本の方が物量的には優勢で、アメリカには強い危機感が漂い、前線の兵士たちもビビりまくっていたというのが意外だった。
ただ、それでも勇気を振り絞って日本艦に捨て身の攻撃を仕掛けるのはまるで特攻隊だし、さらにエメリッヒの演出は『ID4』のクライマックスとも重なり、ちょっと信ぴょう性は疑わざるを得ない。

主人公の影が薄すぎて将校クラスを演じるベテラン勢の前にまったく存在感を示せず、クライマックスでの大活躍に納得できない。
日本側は浅野忠信の口調に軍人らしい重みがないのが気になった。

『事故物件 恐い間取り』(中田秀夫)☆☆☆
バラエティ番組の企画で事故物件に住むことになった芸人が次々と心霊現象に遭遇するという話なのに、コメディ要素はほぼゼロで「バラエティ番組」「芸人」という設定が全然活かされていない。主人公を演じる亀梨和也も冴えない感じは出ているが芸人には見えないし。
ひとつ30分足らずの短いエピソードを4つつなげたような構成なので飽きずに観ることはできるが、どのエピソードもこれといったヒネリもなく、それぞれの終わりに、ここではかってこんな事故が起きましたと明かされるだけなので物足りなさが残る。なんだか深夜とかにやってる低予算ドラマの総集編っぽい。

『宇宙でいちばんあかるい屋根』(藤井道人)☆☆☆
余計な設定やエピソードに時間をかけすぎないで、主人公の少女と老婆の関係性に話を絞るべきではなかったか。そうすれば終盤の老婆の孫捜しがより盛り上がったと思う。二人の間で交わされる言葉はユーモアと含蓄にあふれていてもっと聴きたかった。

『喜劇 愛妻物語』(足立紳)☆☆☆☆
監督自身の売れる前の実話だそうだが、マジメに苦悩や苦労を自己憐憫交じりに語ったりせず、情けない自分を面白おかしく見せる自虐的なところがいい。
モノローグで語られる自分の心情が「ヤリたい」以外はほぼ何も無いのが見事なまでに潔い。
卑屈でゲスい夫(濱田岳の顔芸が絶妙)とゴーカイにキレまくる妻のやりとりは楽しいが、子供の前でケンカしすぎるのだけはちょっと笑えない。

東京から香川までを青春18きっぷ(1日で着くのか?)、ビジネスホテルのシングルに親子3人で宿泊、店員の目を盗んで試飲用のワインを水筒に注ぐ等の貧乏人の(悪)知恵のリアルさも笑えた。

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』(京極尚彦)☆☆★
子供の描いた落書きが空に浮かぶ王国の動力源となっているという児童文学的な発想は悪くないし、生命を持った落書きキャラも魅力的なのだが、クレしん世界との相性となると疑問を持ってしまう。いつもより活劇性もスピード感もないような気がしたし、終盤では感動方面に偏りすぎて笑いを忘れてしまっている。身勝手な大人たちと勇気を見せる子供たちの対比もあからさますぎて興醒め。
シリーズ初登板の監督、脚本(高田亮)コンビ、あまりクレしんに思い入れがないのかも。

クリックよろしく→人気blogランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント