今日のひとこと総集編+映画星取り(20.09)2

今日のひとこと(09.27)
竹内結子死去
しばし呆然。自分にとって数少ない、この人が出てる映画なら観たい、と思わせる女優だった。美人だけど色気がないのがよかった。

今日のひとこと(09.25)
「浦安鉄筋家族」
一話完結だと思っていたのに、実は毎回ただのナンセンスギャグのふりをして伏線を張り巡らされ、それが一気に回収される最終回。SFでもミステリーでもなくドタバタコメディでこれをやることで意外性が何倍にもなった。「ヨシヒコ」「まほろ」を超えるこの枠のドラマの最高作。

鑑賞映画星取り(☆5つが満点)
『ジョーンの秘密』(トレヴァー・ナ)☆☆☆☆
そこそこ美人なんだけど地味でおぼこいリケジョが、二枚目の口車に簡単に乗せられてスパイ行為をするものの、それがバレるや初めて事の重大さに気付いてビビりまくる(こないだの『オフィシャル・シークレット』にも似たところがあった)あたりには、ちょっと世間知らずすぎじゃね?と呆れもするが、米ソ双方が核を持つことによる戦力の均衡こそが戦争の抑止力となるという言い分には、それがどれほど本音なのかには疑問も残るが(冷戦時代ならともかく戦時中にその考えがあったろうか?)、間違ってはいないことは歴史が証明しているので非難する気にはなれない。
さらに現在(約60年後の2000年)のヒロインを演じるジュディ・デンチが、大女優の貫録を見せつけるようなところもなく見事に普通の老婆なので、もう時効なんだから勘弁してやれよという気持ちにさせられてしまう。

『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』(フランシス・アナン)☆☆☆★
主人公は反アパルトヘイト活動家だが、そのことはさほど前面には出さず、エンタメ系の実録映画として脱獄計画の一部始終をリアルかつサスペンスフルに描いている。冒頭とラストの数分以外は刑務所内だけなので多少単調になるのは仕方ないところか。

いざ計画実行となる終盤は、看守の目を盗みながら手製の複製鍵でいくつもの(10あったかどうかは数えてなかったのでわからない)錠を開けていくだけなのにかなりの緊張感。刑務所の構造、主人公ら3人組と看守の位置関係などを上手く見せている。

主人公のモデルとなった人物、写真だとウディ・アレンっぽい。

『TENET テネット』(クリストファー・ノーラン)☆☆☆
過去作でも思ったんだけど、ノーランって発想はスゴいのに、それを脚本、演出で説明するのがヘタクソすぎないか?
本作もぶっちゃけた言い方をすれば「時空を超える」が「時間を遡る(逆行する)」に代わっただけの『ターミネーター』なのに、なんでこんなに解かりづらいのか。
ひょっとしたら、普通の時間の流れの中にいる者と時間を逆行している者が接したらどうなるかを、ノーラン自身も理解しきれていないんじゃないだろうか。

ケネス・ブラナーは元々童顔なせいもあってワルの凄味、貫録が足りなすぎる。

『人数の町』(荒木伸二)☆☆☆★
ちょっと70年代のマンガとかにありそうな、ユートピアと思わせて実はディストピアだったという話で、サスペンスもアクションもなく、謎のコミュニティに連れてこられた主人公の日常を描きつつ、そこが何であるかをうっすらと明かしていく演出の巧みさで引き込まれる。
登場人物の過去や内面をクドクドと説明しないのでテンポもいい。

ありものの施設だけで撮影された低予算作品かと思うが、エキストラだけはかなり集めて広い画を埋め尽くしているのでさほどチャチくは見えない。

欲を言えば、どこか一箇所でいいから驚かされる部分があってほしかった。
あと、今の時代、いかにラクであろうとスマホのない生活に若者が耐えられるとは思えなかった。

『甘いお酒でうがい』(大九明子)☆☆☆
40代独身OLの肩ひじ張ったところのない穏やかでおかしみのある日常は悪くないのだが、それを演じるのが超美人の松雪泰子でふた回りも年下の彼氏ができちゃうというのはファンタジーすぎる。夢や理想は必要だがそれが大きすぎると等身大の魅力が失われてしまう。
日記のように綴られる日々の出来事が、40代OLあるあるみたいな感じを強く出しすぎるのも気になった。

汚れた肉体聖女』(土居通芳)☆☆☆
修道院を舞台に、小悪魔的な後輩を巡ってのレズの三角、四角関係がこじれて殺人にまでエスカレートしていくというストーリーにはたいしたヒネリもないが、女同士のキス、裸のシルエット、水着、下着と、これは当時としては相当にエロかったのではなかろうか。

階段、底なし沼、鐘塔が出てきた瞬間に人が落ちるのが丸わかりなのが笑える。

襲われた人物がつかんだカーテンがバリバリバリとレールから引きちぎられるアップって、『サイコ』以前からあったんだね。

壁あつき部屋』(小林正樹)☆☆☆
戦犯裁判の不条理や国家の無責任に対する怒りよりも、不運にも戦犯にされてしまった人々の、それでも刑務所の中でなんとか生きていく姿を淡々としながらも情を持って描いているところに魅かれるものがあった。
母親の葬儀のため二日間の出所を許された男が外で何か問題を起こし屋しないかと心配する監獄仲間たちが、無事に戻った男を安堵の表情と笑顔で迎えるラストが温かい。

ひとつ気になったのは、物語の中心となる4人の受刑者が揃って無実の善人ということ。まるで戦犯となった下級兵はみんな悪くない、みたいな印象を与えてしまうのではないか。

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